こんにちは!みなさんの職場は休憩がちゃんととれてますか?
全く休憩のない日があったり、短かったり、多少の業務をすることはありませんか?
僕の以前の職場は10時間労働に対して休憩が1分もなかったり、さらに10時間を越える労働時間がザラにありました(笑)
休憩がないのは普通にきついです。
もっとひどい職場もあると思います。
職場の休憩に対して不満があったり、知識が少なかったりすると損をしてしまうので、この記事で少しでも休憩に関する労務管理を知識をつけていってもらえたらなと思います!
退職する際にいまから準備をしておけば、多少なり働いた時間分のお金が戻ってくるかもしれないので是非読んでみてください!
ここでは休憩中にする業務にあてはまること、あてはまらないことや、休憩のルールなどを紹介していきたいと思います。
昔の勤め先が上記にあるように、超絶ブラック企業で、世の中の労務管理がしっかりしだしたところあたりから労務裁判を立て続けに起こされ、会社は当然すべて負けていました。
そこで休憩中にすると、労働になること、休憩中にしていいこと、ダメなことを経験し学んだのでまとめてみました。
ちなみに労働基準法では6時間以上の勤務で45分、8時間以上の勤務で1時間の休憩時間を設けなくてはいけません。
この休憩を常識の範囲内で小分けにするのはOKのようです。(30分を2回で1時間等)
休憩で守られなくてはいけない5つのこと
- 休憩は労働の間に入れる
- 休憩時間中は自由(仕事はNG)
- 従業員に一斉にとらせなくてはいけない(接客業など例外の業種もあります)
- どこまでが休憩でどこまでが業務?
- もし休憩がとれない日があったら?
1、休憩は労働の間に入れる
休憩時間は労働の間に入れなくてはいけません。どういうことかというと、「出勤してすぐ、または休憩が終わったらそのまま退勤」は労働基準法違反になります。
※ダメな例
・10時出勤で、10時から休憩
・19時退勤で、18時から1時間休憩をしてそのまま19時退勤
と他の時間帯が忙しいからといって休憩をこのパターンであげるのはいけません。
あとは休憩時間はいらないから、早く帰りたいというのもNGです。
2、休憩時間は自由
休憩時間は基本的に自由です。
してはいけない行為として
- デスクなど来客が多い場所での休憩
- 飲酒(休憩後の業務に支障をきたすもの)
- 他の従業員の休憩の妨害
- 制服やネームプレートをつけての外出(たまーに外出禁止と社内規則にある会社があるようですが、そのような規則を設けることは違法です)
- 業務
と休憩後に仕事ができなくなるようなこと、企業イメージを損なうことはしてはいけない行為にあたるようです。
休憩中の業務に関しては、スタッフがやりたいからと言って、自分の意思で働いているのを雇用側が黙認すれば黙示指示にあたり、残業代が発生します。
やる気のある上司が「休憩なんていらなくない?」みたいなことを言ってきたりするかもしれませんが、普通に休憩しましょう。今の時代に合っていないやりがい搾取です。
3.従業員に一斉にとらせなくてはいけない
企業は原則、従業員に同時に休憩をとらせなくてはいけないようです。
なぜかというと、管理者側の休憩の管理が容易になり、違反があったときにすぐ対処できるようにできることが理由のようです。
物理的に不可能な業種もあるので、例外の業種もあります。
その業種が飲食業や
- 通信
- 映画・演劇
- 金融・広告
- 接客娯楽業
- 官公署
- 運輸交通
- 商業
- 保健衛生
です。僕は飲食業ですがまあ全員で休憩の時間を設けたら帰るのが遅くなるだけですね(笑)
ちなみに僕のところは営業前30分、営業中30分とっています。
4.どこまでが休憩でどこまでが業務?
基本的に何回も書いていますが休憩は自由な時間です。
NGなのが
- 電話対応
- 来客対応
- 掃除や片付け
あたりはNGです。勤務時間中にする業務は休憩中にしてはいけません。
休憩も義務です。
※ちなみに着替えは労働時間にあたり、出勤時にタイムカードを切ってから着替え、退勤時は私服に着替えてからカードを切るまでが業務にあたります。
5.もしも休憩が取れない日があったら?
もし、どうしても休憩が取れなかった場合は、残業代として請求することができます。
伝えるのが難しかったり、貰えない場合は、【その時の詳細と勤務時間をなるべく細かく手書きで残しておく】と退職する時や労務関係のトラブルが合った時にそのメモが助けてくれるかもしれません。
※スマホやタブレットにメモはあんまり効果がないようです。
まとめ
もし休憩中に謎の制約があったり、休憩のルールが曖昧な職場に勤めてる参考になれば幸いです。
自分の大事な時間を奪われないように気をつけましょう!それでは!
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